シンプルな食生活④しらすで健康生活🐟

予防医療

先日、生しらす丼を食べに江の島まで行ってきました。平日なのに1時間待ちの大行列でしたが、念願のたっぷり生しらす丼を食べられて幸せでした。学生の頃江の島でしらす丼でしょ!とノリノリで行ったものの、下調べせずに真冬に行き、出てきたのは釜揚げしらす丼でがっかり…みたいなこともあって生しらす丼は念願でした。

生しらす丼 1000円  @しらすや 腰越漁港前店

しらすなどの小魚には、豊富な栄養が含まれていることは周知の事実です。しかし、具体的にどのような成分が摂取できるのかはご存じでしょうか。
今回は、しらすに含まれる栄養成分に期待できる効果効能や、栄養を活かすためのレシピなどについて紹介させていただきます。

そもそもしらすって何?

しらすは、特定の魚ではなく主にカタクチイワシやマイワシなどの稚魚のことです。
体は、白色から透明に近い色をしています。
しらすは、足が早いためスーパーなどで出回っているものは、水揚げした後すぐにゆでた「釜揚げしらす」が多いです。鮮度が良ければ生でも食べられるため、漁港近くのお店では生で食べられることがあらます。
最近は、冷凍技術が発達したため、水揚げした直後に急速冷凍した生しらすを通販などで買って、食べられるようにもなりました。

また、乾燥させたしらすは、しらす干し・ちりめんといったように、乾燥の度合いによって呼び方が変わります。
しらすの良いところは、骨を含む体全体を丸ごと食べられるので、カルシウムをたくさん摂取できる食材です。あっさりとした味わいで、癖がなくて食べやすいのも、しらすの特徴です。

骨や歯の形成を促進

しらすに多く含まれるカルシウムは、骨や歯を作る成分です。カルシウムを摂取することで、骨粗しょう症の予防や子どもの成長に役立ちます。
しらす72.8g(小皿1皿)あたり、カルシウムの含有は約36.31mgです。「ちりめんじゃこ」の場合、同量あたり約378mgのカルシウムを含み、その量はしらすの約10倍にもなります。
より多くのカルシウムを摂取したい場合は、ちりめんじゃこを食べるようにすると良いでしょう。
また、しらすはビタミンDも豊富に含んでいます。
ビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける働きを持っているため、より一層骨や歯を丈夫にすることが期待できるでしょう。

肌を美しく

しらすは、不溶性たんぱく質のエラスチンや、必須アミノ酸のメチオニンという成分を含んでいます。
エラスチンは、コラーゲンにくっついて肌のハリや弾力を保っている成分です。加齢とともに減っていく成分で、不足するとシワやたるみの原因となってしまいます。
エラスチンを豊富に含むしらすを日常的に食べることがとても大切です。しらすを摂取することで、弾力のあるハリ肌を保つことが期待できます。

また、メチオニンは細胞を作るたんぱく質であるケラチンを作っている成分のことを指します。
そのため、メチオニンの豊富なしらすを食べれば、アンチエイジングの効果が期待できるかもしれません。
また、しらすは肌の皮脂分泌量をコントロールする効果を持つ核酸という成分も多く含んでいます。
核酸の含まれたしらすを定期的に摂れば、ニキビを予防し、肌をきれいにしてくれます。

疲労や貧血に

ビタミンB12は、しらすに多く含まれている栄養素の一つです。
ビタミンB12には、体の疲労や体力の低下を引き起こす貧血を予防する効果があるのです。
成人女性のビタミンB12の摂取目安量が0.8μgであるのに対し、しらすは72.8g(小皿1皿)あたり8.34μgものビタミンB12を含んでいます。

ビタミンB12は、脳神経や脳細胞の再生を促す効果があるため、しらすを食べれば自律神経失調症や不眠症などの症状がやわらげることも期待できます。

しらすを食卓に


しらすを使うときのおすすめはポン酢と合わせて食べることです。ポン酢に入っているクエン酸が、しらすのカルシウムを吸収しやすくしてくれます。さっぱりとした味わいになるので日常的に食べやすくなります。

注意点としてはプリン体が豊富なため尿酸値が高い方は連日食べるのは注意したほうがいいかもしれません!

カルシウムやタンパク質、ビタミンB12など、しらすには数種類の栄養成分が含まれており、日常的に食べることでさまざまな健康効果が期待できます。
そのまま食べても十分美味しいですが、他の食材や調味料と組み合わせることで、栄養の吸収を高めてくれます。体の不調だけでなく、メンタル面の不調にもよい効果を発揮します。
毎日飽きずに食べるためにも、さまざまな食べ方を試してみてください。

そして旬が過ぎる前にぜひ江の島へ生しらす丼を食べに行ってみてください。ほんとにおすすめです🐟🐟🐟

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