12月に入り一気に冬到来。布団から出たくない朝が続きますが、引き続き早起きを心がけていきたいカルダモンです。
さて塩野義のコロナ治療薬「ゾコーバ」の承認がようやくおり、さらに市販向けの検査キットが初めて承認されるというニュースが発表されました。
コロナ検査キットの一般用医薬品(OTC)販売
今回のニュースの要点をまとめると
- 富士レビオの製品を一般用医薬品(OTC)として承認された
- 薬局やインターネットで販売が可能
- 製品は綿棒を使って自分で鼻腔(びくう)の粘膜を採取するタイプ
- コロナとインフルそれぞれの判定ラインがあり、陽性であれば、該当のラインが発色
- 対面やメールなどで薬剤師による説明を理解した人に販売
- ネット販売ができるのは、実店舗をもつ薬局などに限られる
自宅で自分で検査を行うということで検査するタイミングや結果の真偽の判断などが個人に問われてくることになります。薬局やネットで薬剤師の説明が必要とのことなので販売する薬剤師には統一した明確な説明が求められます。感染拡大を抑えるためにも医療機関に行かずに検査ができる仕組みを作っていくために薬剤師が積極的に貢献していきたいですね。
抗原検査キットの測定タイミングは?
発症直後に抗原キットで検査を行うのでなく、少なくとも8~12時間、できれば1日程度待ってから検査 を行うことで、検査キットを無駄にすることなくウイルスの検出が可能となります。
地域の予防医療を薬局で
今までの病気をしたら病院へ、薬は薬局へという仕組みはこれからの日本の少子高齢化、医療保険制度を考えると限界を迎えると考えられます。地域の医療機関が積極的に健康な人たちへ病気の予防を勧めていかなければ日本の医療は崩壊してしまします。薬局は人々の身近な医療機関です。薬剤師として予防医療を多くの人に広めていけたらと思っております。
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