腸活にオススメの整腸剤

予防医療

昨年秋頃から腸活を考えた生活して思うのは、腸内環境が整うだけでなく、生活習慣やメンタル面でも整うと実感しております。腸活において大事な考え方は”プロバイオティクス”ではなく”シンバイオティクス“である。ということを以前のブログで紹介しました。

シンバイオティクスとは

シンバイオティクスとは

シンバイオティクスとはプロバイオティクス(生きた善玉菌を含むもの)とプレバイオティクス(善玉菌のエサになるもの)の組み合わることです。プロバイオティクスはヨーグルトや納豆キムチなど多くの食材から摂取できますが、整腸剤を服用することでも増やすことが可能です。

シンバイオティクスに関しては動画でも解説してるのでぜひ参考にして見てください。

整腸剤がおススメの方

腸活は基本的には日常の食生活で行うことが基本だと私は考えていますが、食生活だけでは日々の排便が芳しくない、下痢、便秘がちの方には整腸剤の力を借りて腸活をすることをお勧めします。

整腸剤を飲み始めてから腸内の変化

整腸剤は飲み始めたらすぐ効果が出るわけではありません。一般的には2〜4週間毎日飲み始めると効果が出て、腸内環境が変化していきます。便の形状に変化がない場合は、その整腸剤に含まれる菌が腸と合っていない可能性があります。自身に合う善玉菌を見つけるためには、地道にコツコツと整腸剤を試していくことも必要です。

オススメの整腸剤

では実際にどんな整腸剤を選ぶのがいいのでしょうか。オススメのキーワードは酪酸菌です。

私たちの腸に棲みついている善玉菌は、食物繊維をエサにして健康維持に欠かせない「酸」を作り出します。この「酸」が腸内を弱酸性に導くことで悪玉菌の発育が抑制され、善玉菌の棲みやすい環境が作られ、善玉菌が増えていきます。

腸活の主役、善玉菌。以前、医療用機関で一番処方されていた善玉菌といえば乳酸菌やビフィズス菌中心のビオフェルミンでしたが、今最も注目されているのが酪酸菌。酪酸菌を含む整腸剤としてよく処方されるのがビオスリーやミヤBMです。

オススメの整腸剤に関する紹介も動画にしています。ぜひ参考にして見てください。

酪酸菌がオススメの理由

酪酸菌は強い

酪酸菌は芽胞というカプセルのようなものに、菌の一つ一つが包まれているため、口から入ったときに胃酸や熱などの影響を受けにくいという特徴があります。また、抗菌薬にも強いです。

ビフィズス菌や乳酸菌は、熱や胃酸によって腸に届くまでに死菌になってしまいますが、酪酸菌は生命力が強く、生きて腸まで届きやすい菌といわれています。さらに、酪酸菌は大腸内で増殖する力を持っていると言われています。死菌でも腸に与える影響はありますが、生きて腸に届くことでより腸内環境を整えられることが期待できます。

日本人は酪酸菌と相性が良い

日本人の腸は乳酸菌を吸収することが苦手ですが、乳酸が酪酸に変わると途端に腸に吸収されやすくなります。

酪酸は脂質からできた脂肪酸の一つである短鎖脂肪酸の一種で、腸に吸収されると腸の蠕動運動のエネルギーに変わります。腸の蠕動運動に必要なエネルギーの約8割が酪酸でまかなわれているほど、酪酸の役割は大きいです。

日常の食生活と整腸剤で腸活ライフを

整腸剤のオススメを書いてきましたが、整腸剤を生かすにはもちろん日常の食生活が大事!善玉菌にはエサとなる食物繊維が必須です。(シンバイオティクス)何事もバランスが大事です!

腸内環境を整え、健康的な体を作り毎日を万全の状態で過ごしましょう!

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