4回目のワクチン接種 従来型 or オミクロン対応型か

予防医療

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ワクチン接種どうすればいいの?

さて、コロナにウクライナ問題、円安などなかなかいいニュースがなく何とも落ち着かない日々ですが、最近我々を悩ませているのが、ワクチン接種どうすればいいの?という質問です。薬剤師として明確な答えをお示ししたいところですが、メーカーが出している情報でしか判断できないのが現状です。ですのでこのブログでは情報を整理し、判断する参考にしていただければと思います。

ワクチンの効果について

まずR4/10/20現在でワクチンの効果についてわかっていることを整理しておきます。

現在、日本では

  • ファイザー社のワクチン(従来型ワクチン/オミクロン株対応ワクチン)
  • モデルナ社のワクチン(従来型ワクチン/オミクロン株対応ワクチン)
  • アストラゼネカ社のワクチン
  • 武田社(ノババックス)のワクチン

が、薬事承認されており予防接種法における接種の対象となっています。

初回接種における臨床試験の結果、オミクロン株が流行する前のデータではあるものの、ファイザー社のワクチンが約95%、モデルナ社のワクチンが約94%、武田社(ノババックス)のワクチンが約90%等の発症予防効果が確認されています。また、アストラゼネカ社のワクチンは約70%等の発症予防効果が確認されています。

従来型の追加接種におけるオミクロン株に対する効果は、初回(1回目・2回目)接種による感染予防効果や発症予防効果、デルタ株と比較して低下するものの、3回目接種により一時的に回復することが示唆されています。

オミクロン対応ワクチンの追加接種には、オミクロン株の成分が含まれるため、オミクロン株に対して、従来株を上回る重症化予防効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。

整理するとオミクロンワクチンの追加接種をすることで、流行が予想されるオミクロン株のコロナに感染した場合の重症化を予防できる可能性があります。

オミクロン対応型ワクチンの副反応

コロナワクチンでは副反応が強く出る方がいらっしゃいます。オミクロン対応型のワクチンについても従来型とほぼ同等の副反応が出ているようです。現在報告されている副反応は下記のとおりです。

インフルエンザワクチンは接種可能か

これから冬にかけて乾燥してくるとインフルエンザが流行します。例年インフルエンザの予防接種を受けてる方からの質問として多いのが、コロナワクチンとの投与間隔です。

インフルエンザワクチンに関していえばコロナワクチンとの同時接種は可能です。ただインフルエンザ以外のワクチンの場合でテータが少ないため各医療機関に必ずご確認ください。

以上、ここ最近質問の多いオミクロン対応型ワクチンに関する情報でした。

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