シンプルな食生活③常備菜、小松菜がもたらす幸せ

予防医療

とうとう梅雨入りしました。ここ数年は7月の後半まで梅雨が続くような状況でしたが、今年は例年より早い梅雨入りとなりました。梅雨はハスやアジサイなど雨のしずくが良く合う花が咲いて、この時期ならではの楽しみがあります。湿気で体が重たい時期でもありますので、食生活は規則正しく摂っていきたいところです。

野菜が体に良いというのは周知の事実ですが、野菜をどのように摂取するかは人それぞれで大変興味深いです。毎日忙しく過ごしていると、なかなか野菜を料理して摂取することが難しく、欧米文化の食生活からサラダにしたり、最近流行りのスムージーで毎朝野菜を摂る方もいると思います。

小松菜生活

スーパーに通ってコスパが良く、気軽に食べられる野菜はないかなと思って探していたら、ありました。小松菜。

何がいいかって、小松菜はあくが少ないので面倒くさい下茹でをせずに調理できるのです。小ねぎを切ってパラパラかけるのと同じ感覚で豊富な栄養素を含む野菜を摂取できるのです。

小松菜生活始めてみようと決意しました。

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小松菜の栄養素

小松菜の旬は12~3月。アブラナ科の野菜で、霜が降りる頃から、おいしくなるといわれています。これからが本番ですがスーパーでは1年中野菜コーナーに置いてくれています。実は小松菜は日本発祥の野菜みたいです。  栄養価がとても高い小松菜には成長を助ける成分や美容・健康に良い成分が豊富に含まれています。
代表的な栄養素は以下の通りです。                

カルシウム
カリウム
マグネシウム

βカロテン
ビタミンC
ビタミンK
葉酸

骨や歯を強くするカルシウムが多く含まれています。免疫力を正常に働かせてくれる作用もあります。抗発がん作用や免疫を高める作用のあるβカロテンも多く含まれています。 ビタミンCも、白血球の働きを強化し免疫力を高めてくれます。 冬は風邪やウィルスが蔓延し、寒さによる疲れから体調を崩しがちです。ぜひ小松菜を食べて免疫力を高めましょう。

小松菜VSほうれん草

スーパーで葉物のコーナーを見ると小松菜は必ずほうれん草の近くに置かれています。小松菜生活を始めてからは、小松菜を取っていく方を見るとうれしくなります。ただ知名度的にはほうれん草のほうが勝っている気がします。薬剤師をやっているとビタミンKの含まれている野菜は薬の飲み合わせ上注意しますが代表格はやはりほうれん草です。栄養素も似ていますが、小松菜がほうれん草に圧倒的に勝っているものがあります。

小松菜はほうれん草の約3倍ものカルシウムが含まれているんです。

勝った!!

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おすすめの食べ方

せっかく摂ったカルシウムですが、きちんと吸収を促進させるには、大豆食品と一緒に摂るのが良いとされています。そこで、小松菜に油揚げという食べ合わせがぴったりです。油揚げは小松菜同様にカルシウムと鉄が豊富です。さらにβカロテンを多く含む小松菜は、油と組み合わせると吸収率が7倍。なので、油揚げがおすすめです。

またビタミンDを一緒にとることで、よりカルシウムの吸収をアップさせてくれます。 小松菜のおひたしにはビタミンDを多く含むかつお節や、ちりめんじゃこを加えて食べるのがおすすめです。

ネットで小松菜 油揚げ もしくは 小松菜 ちりめんじゃこ で検索すると無限に簡単な調理方法が出てきます。ぜひ参考に作ってみてください。

漢方的には?

最後に小松菜は漢方・薬膳的な視点では陰を養い、腸を潤す作用があるといわれています。体がほてり、だるい、イライラするなどの症状に有効で、体の中の余分な熱をとり、気持ちを静めてくれます。消化を助けてくれて、消化不良や便秘にも効果的です。

小松菜

こちらの写真は小松菜と油揚げの和風カレーです。作り方はインスタグラム@spice_pharmacyに載せているのでぜひ参考にしてみてください🍛😋

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