珈琲好きに朗報です

予防医療


子供の頃、休日に親に連れられて通った喫茶店で頼むのは決まってミックスジュース。学生時代、親の影響で珈琲を飲む大人に憧れて、チェーンのカフェでバイトをしていた時期があります。疲れを癒しに一服する喫煙所代わりのようなカフェで、たばこ強烈なのにおいの中、ほのかに香る珈琲アロマに心を奪われるのにはさほど時間はかかりませんでした。

バイト仲間と語るライバル店との珈琲豆の比較、きめ細かいミルクで作るカフェラテの作り方。カフェで珈琲を飲みながら国家試験に向けた勉強。いつの間にか珈琲中心の生活へと変わっていきました。

心を癒してくれる珈琲には体にどんな効果があるのでしょうか。毎朝飲む珈琲が科学的に体に良いのか知りたいという欲求に駆られて本を読んでみました。

参考にさせていただいたのはこちらの本


まず珈琲についてまず前提として

①コーヒーには良い面と悪い面の両方がある
②いくら健康に良い面があっても、飲みすぎは体に毒
③飲みすぎには個人差がある

そのうえで一番の疑問。

珈琲を飲むと人はどうなるのか

コーヒーの主成分はカフェインです。もちろんコーヒーにはその他の成分も含まれています。なのでコーヒー、特にカフェインの効果を調べる手段として、①コーヒーを飲む群②ノンカフェインコーヒーを飲む群での比較が行われているようです。

短期的な作用(急性作用)として挙げられるのが2点

・覚醒作用
・消化促進作用

覚醒作用に関してはドライブ中の眠気覚ましや寝起きの一杯で効果を実感する方が多くいると思います。
夜間の高速道路を運転するドライバーに行われた実験で①コーヒー②ノンカフェインコーヒー③仮眠30分の3つのグループで運転中に道路のラインを踏んだ回数から集中力と運転制度を測定した結果、コーヒー1杯分の摂取で仮眠30分以上の効果があったと報告されています。

成人では通常コーヒーカップ1杯分(150ml)で摂取後15分程度で効果が表れ、2時間程度持続するようです。
私はお昼休み、食後にコーヒー1杯摂取後15分程度仮眠をとっています。これは作業効率アップにつながります。おすすめなので皆さんもぜひ。

次に消化を助けてくれる作用。これはカフェインによる胃酸分泌促進作用。よく空腹時にコーヒーを飲むと胃がむかむかするとわれるのもこの作用が要因と言われています。コーヒーの効果を最大限に生かすには飲むタイミングも重要ですね。

漢方の視点から見る珈琲

・気の巡りを良くするので、リラックスできる
・集中力を高める
・利尿作用があるので、むくみ対策におすすめ

珈琲は、複雑化する現代社会で増え続けるストレスの緩和や、「飲む楽しさ」「珈琲を中心に広がる出会い」「おいしさ」など科学では説明できないメリットがたくさんあります。

適切な量を適切なタイミングで、珈琲を日々の生活に取り入れていくことで暮らしが豊かになればいいなと思っています。

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