コカ・コーラの歴史

薬膳カレー

先日Amazonprimeでザフードというアメリカが経済成長していく過程で生まれた食品企業の歴史を紹介紹介していく番組を観ました。コカ・コーラ、マクドナルド、ケンタッキー、ケロッグ(コーンフレーク)etc 今や名だたる世界的企業です。世界的なヒット商品や仕組みを生み出すにはやはり新しいアイデアを作り出すことが大事なんだと思いました。アイデアは何もゼロイチで作らなくても既存のものをいかに組み合わせて新しいアイデアを作っていくかが大切です。

今回は世界共通の飲み物、コカ・コーラについて注目しました。なぜかというとコカ・コーラを作ったのは薬剤師。さらに企業を成長させたのも薬剤師だったからです!

薬として作られたコーラ!

アメリカでコカ・コーラが発明されたのは1886年ごろ。実は当初、薬として販売されていたのです。

薬剤師であったジョン・ペンバートン氏は、1880年ごろ、「奇跡の植物」として注目を集めていた「コカ」を使い、ワインにコカの成分を溶かし込んだ飲み物を開発しました。「コカ」とはつまり「コカイン」のことで、コカの葉から抽出したコカインの成分が微量含まれていました。アルコールとコカインが組み合わさることで、うつ状態を改善し、活力を与える薬として人気商品となりました。

しかし、当時欧米で巻き起こっていた禁酒運動が盛り上がりを見せ、ペンバートン氏が作ったアルコール飲料も非難対象となってしまいました。当時コカインは麻薬とは考えられておらず、コカインより酒の方が問題視されていたわけです。ペンバートン氏は禁酒中でも飲めるコカを使った飲み物を模索し続け、1886年にコカ・コーラを完成させました。このとき、コーラ原液を水と間違えて炭酸水で割るというラッキーな偶然が重なったともいわれています。ちなみに当のペンバートン氏は病に侵されモルヒネを常用しており麻薬中毒だったとも劇中では描かれていました。

コカ・コーラのレシピはトップシークレット

コカ・コーラの風味はトップシークレットの香料7xと柑橘系およびスパイス系のフレーバー7 – 8種類程度の配合によるものといわれています。このうち7xの成分は、コカ・コーラ社のトップシークレットであり、成分を知っているのは最高幹部のみだそうです。

今現在噂されているコカ・コーラの香料7xはレモン・オレンジ・ナツメグ・シナモン・ネロリ・コリアンダー、そして脱コカイン処理されたコカの葉の7種(またはコカの葉がない6種)をアルコールで抽出したものだといわれています。

えっ!大好きなスパイスとアロマじゃん!!

現在のコカ・コーラ

ちなみに現在のコーラに記載されている原材料は糖類、炭酸のほか、酸味料、カフェイン、カラメル色素とされており、薬としての要素は一切なくなりました。薬でなくなっても、爽やかな甘さで気分をリフレッシュさせてくれるコーラは、人が集まる楽しいシーンには不可欠な炭酸飲料として、今も世界中で愛されています。

人気沸騰中!クラフトコーラ

スパイスを使えば作れるのであれば自分でも作れるのではないかということで、今話題のクラフトコーラ。材料はシナモンなどのスパイスとレモン、砂糖、炭酸水だけ。テクニックがいらないので初心者でもスパイシーで爽やかな自家製コーラが作れるそうです。薬剤師が作る薬膳コーラ、作っていきたいですね。夢が広がります!!砂糖を大量に使わなければいけないという点が、少しネックか・・・

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